■「黙して語らず」は通用しない
他人との葛藤(かっとう)、価値観の違いをどう受容していくか-。群馬県安中市で7月に起きた祖母が孫を刺殺するという事件では、2人の間に普段から口論があったという。50年という年齢のギャップは生きてきた時代の隔たりでもある。大人も子供も「対話力」が欠落しているといわれる中、異世代とのコミュニケーション能力をアップさせるには何が必要なのか。(日出間和貴)
●仲間内で自己完結
国際理解教育が専門の目白大(東京都新宿区)の多田孝志(たかし)教授は日本の学校教育について、「対話型授業が浸透していない」と嘆く。
「日本の小中学校の先生は、答えが1つの授業をするのは得意でも、互いに知恵を出し合いながら答えを模索する授業は苦手。読み書き中心の授業を受けてきた子供たちは自分をどう語ってよいか分からず、他人の話を長く聞くことができない。他人との関係が希薄で、仲の良い同世代とのメールのやりとりで自己完結している」
ベネッセ教育研究開発センターの「子ども生活実態基本調査」(平成21年)。小学生から高校生までを対象に現代っ子のコミュニケーション事情を探ったもので、「友達とのやりとりで傷付くことが多い」は、どの年代でもほぼ4人に1人が経験していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000113-san-soci
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