■生きることの素晴らしさを訴える
自殺は人として絶対に行ってはいけない行為であることを誰もが知っている。それなのに、なぜ、なくならないのか。世界的にも生活水準が豊かになった日本だが、平成10年度から12年連続で自殺者の数は3万人を超えている。厳しい不況にさらされる中、今年度もこの記録は更新される見込みだ。
「なぜ自殺してはいけないのか?」。この問いに対する論理的な答えはあるのだろうか。おそらくないから、自殺は根絶されないのではないか。論理的に説明することなど不可能だと思われる。なぜならば、「人はどんなに苦しい状況でも絶対に生き続けなければいけないのか?」という問いに論理的に答えることは誰にもできそうにないから…。
が、小説「カラフル」は、この問いに対する答えのヒントを与えてくれる。どんなにつらくても生きることには価値があり、生きることは素晴らしいと気付かせてくれる。人には知恵や勇気、誇りがあり、大切な家族や友人を持つが、自殺はそれらを一切否定し逃げる行為ではないかと教えてくれる。
12年前に単行本で発行。3年前に文庫化され、現在14刷を数える。同名でアニメ映画化され今日から公開。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100821-00000089-san-ent
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