◇お年寄りの話し相手に--前原洋子(まえはら・ようこ)さん(65)
年輪を重ねてきた世代に、自分の歴史を一冊のノートに集約する「わたく史ノート」作りを市民講座で呼びかけている。
ノートは「書くのは苦手」という人のために三つの扉を設定した。扉1「これまでのわたし」は誕生から青春、結婚までを11項目に分けて、思い出をつづる。扉2「今のわたし」は仕事の足跡、人生の苦楽を集大成する。扉3「未来に向かうわたし」は自分自身に問いかけ、今後の自分のあり方を探る。
最後に、自分を中心に家族名を記入していくと、家系図が出来上がるユニークさ。問題を解くような気持ちで思い出をつづると、自分史が完成しているのが特徴だ。
「亡き父の看護の時、話しかけると喜んだ。『お年寄りは話をしたがっている』ということに気付き、健康なうちに自分が生きた証しを残せたらと思ったのがノート発案のきっかけ」という。「『書くのは苦手』というお年寄りも、書き出すと止まらない人が多い。お年寄りは話し相手がほしいのです。その話し相手がこれだったのですね」と、手元のノートに目を落とす。
語学が好き。そのほかにも、自宅の本棚には精神、生理、心理学に関する書物がずらり。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000103-mailo-l10
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