■『思考の整理学』異例のヒット
ファンは5年も待たされた村上春樹さんの新作長編小説が5月末、2冊同時に発刊されるや、列島に巻き起こった『1Q84』現象。記者も6月早々、通勤電車の同じ車両内でBOOK1を読みふける乗客を3人も見かけた。
BOOK1の期間内推定売上部数は108万部超と、文字通りのミリオンセラー。BOOK2も89万6千部に達した。突出は裾野を広げる効果がある。それが文芸書、しかも単行本であればなおのこと、出版文化に実りをもたらす可能性は広がる。6位の『告白』も文芸書。
2位の『読めそうで-』は昨年1月発行だが、11月に前首相の誤読騒動が持ち上がり、棚ぼたのようにミリオンセラーに。10位の『オバマ演説集』もよく売れた。こうした読者の関心動向と夏の政権交代がまったくの無縁とは言い切れないだろう。
脳ブームの年でもあった。4位の訳者は脳科学者の茂木健一郎さん。
新書ブームは今年も続き、もはや供給過剰の感ありだが、そのなかで1位(総合では12位)は『悩む力』姜尚中著(集英社新書)、僅差(きんさ)で2位『しがみつかない生き方』香山リカ著(幻冬舎新書)、3位は『人間の覚悟』五木寛之著(新潮新書)-の順。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091227-00000025-san-soci
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