90年代に女子高生の援助交際などを分析し「ブルセラ社会学者」とも呼ばれた首都大学東京教授、宮台真司さん(49)が、思春期の若者に語りかけるように書いた「14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に」(世界文化社)が出版2カ月で5万部を超えるヒットになっている。死や性、仕事といった問題に正面から向き合う内容だ。宮台さんに執筆の理由を聞いた。
◇自らの悩みに向き合う
--本の冒頭にある、1959年と2000年の東中野駅前の写真が印象的。片や大人と子供が遊んでいるにぎやかな商店街で、もう一方は人のいない閑散とした風景です。
すごい対照ですよね。地域の防犯や安全という問題もありますが、街がこういう風景で果たして良いのかと問いかけてきます。
--なぜこうなったのでしょう。
本でも触れましたが、昔は隣近所に誰が住んでいるかが分かり、顔が見える関係だった。そのころは「みんな」とか「われわれ」と言えば、それがどういう人たちなのか分かりやすかった。でも、近代になり、社会が複雑になってくると、人のつながりが希薄になり「みんな」とは誰かが分かりにくくなった。「日本人」といってもグローバル化が進むと境界があいまいになります。
そうなると、社会の中で前提とされてきた規範や枠組みが揺らいできます。「いい学校」「いい会社」に入れば「いい人生」とは言えなくなった。周囲の「みんな」がどう考えているのか分からなくなり、他人を単純に信頼することもできなくなってきます。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090204-00000015-maiall-soci
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