厚生労働省は、キャリアカウンセリングの基本部分を「キャリア・コンサルティング」と名付け、専門家を養成するための最低レベルの基準を設けました。複数の機関が能力評価試験を実施、合格者数も数万人に上っていますが、それぞれの機関が異なる基準や名称で資格を発行し、試験のレベルも違うため一部で混乱も生じているようです。
また、並行してキャリアカウンセリングに関するさまざまな養成講座も開かれており、多くの「専門家」が養成されたことになります。しかし、単に数を増やすだけでは粗製濫造のそしりを免れません。米国では大学院で修士号を取得したうえ、教官の指導のもと数年間の実務経験を踏んで、初めてキャリアカウンセラーという名称を用いることができます。
日本においても、教育機関や研究者・学者と連携するなどして、キャリアカウンセラー全体のレベルの底上げを図り、社会的に認知度の高い制度に改めていく必要があるといえるでしょう。
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