「ピアノが一番楽しい」辻井伸行さん、心の目で相手の気持ち読む
心の目で相手の気持ち読む?
米テキサス州で開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝したピアニスト、辻井伸行(20)が帰国後、産経新聞社のインタビューに応じた。「コンクールで大きな支えになったのは、米国の聴衆の雰囲気だった」と喜びを語る表情からは、目が見えないというハンディをものともしない強い意志が感じられた。(竹中文)
「心の目が見ているからでしょうか、相手の気持ちがとてもよくわかるんです」。こちらの質問には下を向いてじいっと聞き入っているが、いざピアノのことについて話すときの辻井は、体を前後に大きく揺らし、その手は鍵盤の上を舞っているように踊り出す。「最近は取材にも慣れてきた」と、そのしぐさには余裕も見受けられた。
コンクールでは、ステージに上がった瞬間、その場の空気で聴衆が楽しみたいと感じているのを察知したという。「聴衆がコンクールの空気を、通常のコンサートのような雰囲気に変えてくれました。だから調子よく演奏をすることができたんです」と言う。
物心ついたころから、おもちゃ代わりにピアノと遊んでいた。母親のいつ子さん(49)が口ずさんだ「ジングルベル」の歌をすぐにピアノで再現して、いつ子さんを驚かせたこともある。幼いころ、ショッピングセンターにあったピアノを弾いて、来店客から褒められた経験は今も記憶に残っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090614-00000516-san-ent
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