アクションラーニングとは
アクションラーニングとは、現実に起こっている課題を題材に、グループディスカッションを通じて解決策を考え、そのプランの実施とリフレクション(内省)により、個人やグループ・組織が学習するプロセスをいいます。
アクションラーニングの思想は、1900年代初頭、アメリカにおいて教育思想の主流であった、「学問中心主義」に対し、哲学者ジョン・デューイが、社会や生活との関連を重視した教育が行われるべきと唱えたことに端を発します。
個人の力だけでは解決困難な問題が発生した場合、チームとしてのアプローチが重要になります。組織が成果を上げるには、個人の学習だけではなく、チーム・組織としての学習活動を重ねることが必要です。現在、アクションラーニングは、ビジネスの現場においても、多面的な経営課題に対処していくために、効果的な方法論として受け入れられています。
アクションラーニングのプロセスは、以下の4つのステージを踏んで進められ、ケースによっては、これらのプロセスが繰り返されます。
1: 問題の理解と問題の再定義
2: 目標の設定と標準化
3: 行動計画の作成と検証
4: 実行とリフレクション
アクションラーニングを進めるには、以下の6つの構成要素が必要になります。
★6つの構成要素
・問題(重要かつ緊急度が高く、グループに責任をもたせることができる問題)
・グループ(職種や経歴など多様なバックグランドを持つ、4~8人のメンバー)
・質問とリフレクションのプロセス(何を知らないか)
・問題解決のための行動(解決策を実行し、そこからリフレクションを得る)
・学習へのコミットメント(プロセスや失敗から学ぶことを忘れない)
・アクションラーニングコーチ(必要に応じ、メンバーに問いかけをするコーチ)
また、メンバーの暴走を抑制し、かつ、セッションが望ましくない方向へと進んだ際には、タイミングを逃さずに軌道修正するなど、効果的にアクションラーニングを進めるためには、次の二つの「基本ルール」が必要になります。
ルール1: 意見は質問に対する回答のみ
ルール2: アクションラーニングコーチはいつでも介入できる
近年、業務改革や人材育成の手法の一つとして注目を集め、大企業ではリーダーシップ養成のプログラムとしても活用されています。
